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DNAの展覧会鑑賞記録帳
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鑑賞日 2012年10月27日(土)
会 場 国立新美術館
会 期 2012年10月3日(水)~ 2012年12月23日(日)
入場料 一般1500円 大学生 1200円 高校生800円
図 版 2500円

スイスとオーストリアの間にある小国「リヒテンシュタイン侯国」。ヨーロッパの複雑な歴史を理解するのはあまりに難しいです。とりあえず理解できたのは、リヒテンシュタイン侯爵家が芸術の守護者として存在し続けようとしてきた意思の強さでしょうか。

連日残業続きだったので、朝はゆっくり家を出て、お昼頃に到着。混んでいるかと思いきや、会場はゆったりと鑑賞できる状態でした。誰もが知っている作品というのは確かになかったけれど、宮殿の一室を思わせるような広い展示室でタペストリーや絵画、家具等を配置した「バロックサロン」はなかなか面白かったです。中国製の磁器をタワー状に積み上げ金の金具で留めた巨大燭台は、びっくりしました。豪華な家具や食器等も興味深かったです。王侯貴族の生活空間のサイズ感を体感する機会はなかなかないですから、
なかなか良い展示方法だと思います。

出品されている作品は、超有名というものではなくても、良いものが多く楽しめました。
ルーベンスの作品は特によかったです。ルーベンスの作品を実際に見ると、描かれた人物の表情にリアリティを感じます。大作になると当然ながら工房作となり、小品に見るような本当に生き生きした表情は薄くなってしまうように思います。上野の西洋美術館にある眠る子供の絵や、今回ポスターにもなっている、娘を描いた絵などは、早い筆使いで見る者を引き付ける瑞々しい生気が溢れているように感じます。

クリスマス前まで会期はあるようですから、六本木に買い物にでも出られたら、お立ち寄りになってはいかがでしょうか。



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