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DNAの展覧会鑑賞記録帳
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鑑賞日 2012年8月25日(土)
会 場 東京都美術館
会 期 2012年6月30日(土)~ 2012年9月17日(月)
入場料 一般1600円 大1300円 高校生800円 

リニューアルオープン記念展として企画されただけあって、力が入っている。フェルメールは人気の高い画家だけれども、特に今回出品された「真珠の耳飾りの少女」は映画にもなっているし、超有名作品なので、連日入館者が長蛇の列になっている。
同じ上野公園内の国立西洋美術館で開催中のベルリン美術館展では、耳飾りならぬ「真珠の首飾りの少女」が出品されているので、今、上野に行けば、フェルメールを3点も見られるということになる。さらに、上野の森美術館ではツタンカーメン展もやっているから、この夏、上野公園は美術ファンなら絶対外せない場所といってもいいだろう。

正直、あまりに混んでいると、作品を見に行ったのか、人の頭を見に行ったのかわからなくなってしまうので、できるだけ、空いている時間を狙うしかない。8月一杯は閉館が18:30に延長されているので、夕方を狙うことにした。4時の段階では、入場まで20分待ちと立て看板が出ていたので、新しく公園内にできたカフェで時間調整をして、5時に行ったら待ち時間無し。

出品点数は、そんなに多くないけれど、フランドル・オランダの上質な作品ばかりで、見ごたえは十分。会場も混雑を見越して作品どうしの間隔も広めにとってあるので、観賞者の人数のわりには見やすくなっていると思う。
特に、目玉の「真珠の首飾りの少女」には、まるまる一部屋あてて、とにかく数をこなせるように工夫はされていた。確かに、魅惑的な絵ではあるけれど、他の出品作品も良いものが多かったので、あまりこの1点だけに集中してしまうのは惜しいような気もした。

これから見に行こうという方は、夕方が狙い目かもしれません。
9月からは、閉館時間が元にもどってしまうので、お気をつけて。



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鑑賞日 2012年8月18日(土)
会 場 国立西洋美術館
会 期 2012年6月13日(水)~ 2012年9月17日(月)
入場料 一般1500円 大1200円 高校生500円 

今日は朝から大気の状態が不安定で、上野に向かう電車の中で雷を伴う土砂降りになった。幸いな事に、上野についた時には雨が止んで、濡れずに美術館に入る事が出来た。
かなり混んでいるという噂だったが、天候のせいか、さほどの混み具合ではなかった。

副題にー学べるヨーロッパ美術の400年ーとあるように、15世紀から18世紀にわたるヨーロッパ美術の教科書のような展覧会だった。「美術館」という公共教育施設が出来たのはそう古い事ではない。そもそも、美術品は、権力者の嗜好品だったと言ってもいい。今は、一般庶民が気軽に美術品を見る事ができるのだから、いい時代になったものだと思う。

今回の目玉作品は、フェルメールの「真珠の首飾りの少女」のようだ。同じ上野の東京都美術館で開催中の「マウリッツハイス美術館展」には、「真珠の耳飾りの少女」が出品されているから、梯子すれば、フェルメールの2作品が楽しめるということになる。

フェルメールの光の表現はやっぱりすごいなあと思うけれど、今回の展示にはその他にもなかなか良い作品が来ていたので、フェルメール作品ばかりをクローズアップするのはどうかなあと思ってしまう。まあ、手っ取り早く集客をするには、知名度の高い画家の作品を宣伝に使うのは仕方ないのだろうけれど。 

東京の後、九州国立博物館にも巡回するとのこと。

鑑賞日 2012年8月5日(日)
会 場 ザ・ミュージアム
会 期 2012年8月4日(土)~ 2012年10月8日(月)
入場料 一般1400円 大・高校生1000円 小中学生700円

2009年春同じくザ・ミュージアムで開かれた国立トレチャコフ美術館展にレーピンの作品が出品されていて、好みだったので早速出かけてみた。レーピンの作品は世界史の教科書などに掲載されていたから知らずに見知っている人もいると思う。19世紀後半から20世紀初頭のロシアと言えば、激動の時代。でも、レーピンの作品は理知的で静かだ。皇帝、有名人、文化人から最下層の人々までさまざまな人々をレーピンは描いているが、どの人物に対しても、同じまなざしが注がれている。そのぶれの無さがとても心地良いと感じる理由か?
開会二日目だからか、はたまた知名度の低さか、さほど混んでもおらず、ゆっくり観賞できた。ロシア近代美術を代表する画家なので、見ておいて損はない展覧会だと思う。

鑑賞日 2012年7月22日(日)
会 場 三菱一号館美術館
会 期 2012年6月23日(土)~ 2012年8月19日(日)
入場料 一般1500円 大学生1000円 高校生500円

ラファエロ前派の画風は、少女漫画界に大きな影響を与えているのではないかと思う。特にバーン・ジョーンズの描く繊細で優美な少年少女の佇まいは、まさに少女漫画的。中世騎士物語やギリシャ神話に題材を求めた絵は、乙女心をど真ん中で射抜いてしまうだろう。
以前渋谷で開かれた、ミレイ展を見たが、ミレイとバーン・ジョーンズはちょっと色合いが違う気がした。バーン・ジョーンズの方が、デザイン的な感じがするように思った。
なんにせよ、美しい絵を見るのは心が和んでいいです。
鑑賞日 2012年7月8日(日)
会 場 ザ・ミュージアム
会 期 2012年6月19日(火)~ 2012年7月29日(日)
入場料 一般1300円 大・高校生1000円 小中学生700円

19世紀から20世紀初頭にかけてのヨーロッパにおける絵本の黎明期を代表する絵本作家、エルンスト・クライドルフの日本で初めての本格的な回顧展だそうだ。
絵本原画を中心とした約220点が出品されている。花や虫を擬人化した絵は愛らしく、色合いもとてもシックで和みのひと時となった。以前スイスの国民的画家アンカーの展覧会も、
この美術館で開催されたが、展示スペースとしてはあまり良い条件とは思えないところだが、面白い展覧会を開いていると思う。次回は、ロシアの画家レーピン展。これもまた面白そうだ。
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