忍者ブログ
DNAの展覧会鑑賞記録帳
[71]  [70]  [69]  [68]  [67]  [66]  [65]  [64]  [63]  [62]  [61
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

戯鑑賞日 2009年11月22日(日)
会 場 東京芸術劇場 展示ギャラリー(5階)
会 期 2009年11月17日(火)~ 11月22日(日)
入場料 無料

親切な方がメールでご連絡くださいまして、開催を知ることがことができました。お知らせくださったm様、本当にありがとうございました。

専修大学ベルンシュタイン文庫の収蔵品の展示を見るのは、2007年10月に紀伊国屋画廊(紀伊国屋書店 新宿本店4F)で開催されたフランス革命下の民衆と自由・平等~専修大学「ベルンシュタイン文庫」が語るフランス革命~ 展以来です。

今回は今年度専修大学図書館に新しく収蔵された向井コレクションから江戸期の「戯作と浮世絵」と、ベルンシュタイン文庫から、革命家たちの肖像画と著作、三部会召集に際して提出された陳情書など興味深い資料が展示されています。

某嬢と池袋駅で落ち合い、ランチのあと会場へ。受付で資料をいただき、いざ!14時からの講演会を聞く予定なので、まずはフランス革命のコーナーへ。30名ほどの有名な革命家たちの銅版画の肖像画と著作が展示されています。へ~!!この人はこんな顔をしていたのね~!!と興味深く鑑賞。パリ市長になったバイイさんは天文学者さんだったんですね。鬘なのか地毛なのか、ちょっと変わった髪型しています。ミラボー伯は天然痘の為にあばただらけだったとか言われていますが、肖像画はさすがに天然痘の跡までは描かれていませんでした。著作の方も、小口にマーブル模様が施された上等な感じのものから、結構いい加減なものまであって、面白い~。そのほか、手書きの陳情書やラ・マルセイエーズの楽譜、ルイ16世の遺言書を印刷したもの、マリー・アントワネットの死刑判決書(印刷)、人権宣言たサン・ジュスト作のオルガン、革命期のカリカチュア、百科全書やエジプト誌などの大型本など130点もの資料を見ることができました。
フランスの国立文書館に次ぐ世界でも例を見ないフランス革命期の資料コレクションが日本に存在しているってすごい!!
個人的にちょっと興味をひかれたのは、百科事典の日本語の文字を紹介した前のページが、モンゴル文字(もしかすると女真文字?)で、へえ~アジアの文字もいろいろ紹介されていたんだ・・・と感動。ラペルーズ『世界周航記』の世界地図に添えられたキャプションに「太平洋と北西航路の調査の命をルイ16世から受けて・・・」とあって、おお!無能呼ばわりされているルイ16世ですけど、いろいろやっているじゃないの!!と新たな発見をしたりしました。

講演会終了の後、江戸の展示の方じっくり見ました。南総里見八犬伝をはじめとする読本や草双紙、浮世絵などを堪能いたしました。里見八犬伝の装丁が犬模様ですごく可愛い~。犬好きの某嬢は、「この絵柄の手ぬぐいが欲しいわあ!!」とおっしゃっていました。専修大学さん、作って売り出してくださいませんかしら?

前回より一段と充実した展示を楽しむことができました。また機会があったらぜひ収蔵品を見せていただきたいものです。





PR
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
プロフィール
HN:
DNA
性別:
非公開
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]