DNAの展覧会鑑賞記録帳
鑑賞日 2009年9月26日(土)
会 場 国立新美術館
会 期 2009年9月25日(金)~ 12月14日(月)
入場料 一般1500円、大学生1200円、高校生800円
図 版 2300円
ウィキペディアによると、世界三大美術館と言えば、ルーブル、メトロポリタン、エルミタージュらしい。(私としては、プラドも捨てがたいのですけど)イタリアは国や町そのものが美術館状態なので、この中に入らないのは、なんとなくわかるけれど、ヨーロッパの強国ドイツ・オーストリアの美術館の名前が入って来ないのはなぜなんだろう?とちょっと不思議に思ったりする。
今回の展覧会はウィーン美術史美術館(オーストリア)とブダペスト国立西洋美術館(ハンガリー)の所蔵品を中心にハプスブルク家ゆかりの絵画75点と工芸品を加えた計約120点が出品されている。
さすがヨーロッパ屈指の名家ハプスブルグ家!い~いものをお持ちです。美術史の教科書でおなじみの作品がぞろぞろ。イタリア絵画の部屋ではラファエロ、ジョルジョーネ、ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼ、ティエポロ・・・。巨匠のそろい踏み。ドイツ絵画の部屋では、デューラー、クラナッハ(父)(洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメは絶品です!!)フランドル・オランダ絵画の部屋では、ルーベンス、レンブラント、ヴァン・ダイク。スペイン絵画の部屋では、ベラスケス、、エル・グレコ、スルバラン、ゴヤ、ムリーリョ。よくもまあ、こんなに有名人を集めましたね!!どれもいい作品ばかり。工芸品もいかにも豪奢な王家ならではの逸品ばかり。
でも、ちょっと何かが足りない気がする・・・・?フランス絵画がないんです。一枚もなし。ドイツとフランスは長いこと敵国同士だったわけで、だからなのか、徹底的にフランス絵画がなかったんですね・・・・。
ハプスブルグ家はオーストリア系とスペイン系があるのだけれど、頻繁な血族結婚をくりかえして、スペイン系は断絶してしまった。血が濃すぎて、健康な子供を得られなくなってしまったからだとか。ベラスケスが描いたマルガリータ・テレサは従兄で同時に叔父でもあったレオポルド一世と結婚している。なんかすごい。
最初の部屋がハプスブルグ家の人たちの肖像画の部屋になっているのだが、有名どころでは、マリア・テレジアの11歳のかわいらしくも利発そうな肖像画や、皇妃エリザベートが目を楽しませてくれました。私としてはは、THEハプスブルグのしゃくれ顔=ルドルフ2世=の肖像画が気に入いった。この王様、話をしたら、とっても面白そう。
今日はシルバーウイーク明けの土曜だったせいか、混んでいなくて、すごく見やすかった。やはり会期はじめの方が混まなくていいですね。
お値段以上の名品ぞろいですから、ぜひ、ご覧になることをお勧めいたします。
会 場 国立新美術館
会 期 2009年9月25日(金)~ 12月14日(月)
入場料 一般1500円、大学生1200円、高校生800円
図 版 2300円
ウィキペディアによると、世界三大美術館と言えば、ルーブル、メトロポリタン、エルミタージュらしい。(私としては、プラドも捨てがたいのですけど)イタリアは国や町そのものが美術館状態なので、この中に入らないのは、なんとなくわかるけれど、ヨーロッパの強国ドイツ・オーストリアの美術館の名前が入って来ないのはなぜなんだろう?とちょっと不思議に思ったりする。
今回の展覧会はウィーン美術史美術館(オーストリア)とブダペスト国立西洋美術館(ハンガリー)の所蔵品を中心にハプスブルク家ゆかりの絵画75点と工芸品を加えた計約120点が出品されている。
さすがヨーロッパ屈指の名家ハプスブルグ家!い~いものをお持ちです。美術史の教科書でおなじみの作品がぞろぞろ。イタリア絵画の部屋ではラファエロ、ジョルジョーネ、ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼ、ティエポロ・・・。巨匠のそろい踏み。ドイツ絵画の部屋では、デューラー、クラナッハ(父)(洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメは絶品です!!)フランドル・オランダ絵画の部屋では、ルーベンス、レンブラント、ヴァン・ダイク。スペイン絵画の部屋では、ベラスケス、、エル・グレコ、スルバラン、ゴヤ、ムリーリョ。よくもまあ、こんなに有名人を集めましたね!!どれもいい作品ばかり。工芸品もいかにも豪奢な王家ならではの逸品ばかり。
でも、ちょっと何かが足りない気がする・・・・?フランス絵画がないんです。一枚もなし。ドイツとフランスは長いこと敵国同士だったわけで、だからなのか、徹底的にフランス絵画がなかったんですね・・・・。
ハプスブルグ家はオーストリア系とスペイン系があるのだけれど、頻繁な血族結婚をくりかえして、スペイン系は断絶してしまった。血が濃すぎて、健康な子供を得られなくなってしまったからだとか。ベラスケスが描いたマルガリータ・テレサは従兄で同時に叔父でもあったレオポルド一世と結婚している。なんかすごい。
最初の部屋がハプスブルグ家の人たちの肖像画の部屋になっているのだが、有名どころでは、マリア・テレジアの11歳のかわいらしくも利発そうな肖像画や、皇妃エリザベートが目を楽しませてくれました。私としてはは、THEハプスブルグのしゃくれ顔=ルドルフ2世=の肖像画が気に入いった。この王様、話をしたら、とっても面白そう。
今日はシルバーウイーク明けの土曜だったせいか、混んでいなくて、すごく見やすかった。やはり会期はじめの方が混まなくていいですね。
お値段以上の名品ぞろいですから、ぜひ、ご覧になることをお勧めいたします。
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