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DNAの展覧会鑑賞記録帳
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鑑賞日 2009年9月12日(土)
会 場 世田谷美術館
会 期 2009年9月12日(土)~ 11月29日(日)
入場料 一般1300円、大学高校生1100円、中学生600円 
図版 2300円

オルセー美術館が所蔵するアール・ヌーヴォーの工芸品と家具、絵画等約150点が出品されている。
17世紀後半からフランスを中心にシノワズリー(中国趣味)が流行する。中国といいつつ、日本・東南アジアまで含めて東洋的なるものは十把一絡げになっていたようだ。18世紀には漆の工芸品が人気をはくしていた。かのマリア・テレジアも漆工芸品の熱心な収集家だったりする。そして19世紀中ごろ、日本が開国し日本の様子が海外に紹介されるようになり、一気に日本熱とも言うべきブームが巻き起こる。アール・ヌーヴォーは、ジャポニズムの影響を色濃く受けているので、日本人にとって、非常に親しみやすいものに違いない。
アール・ヌーヴォーの代表的作家の一人であるミュシャのすごいコレクションが堺市にあるし、ガラス工芸では諏訪市にある北澤美術館のコレクションは世界的なものだ。
西洋的でありながら、慣れ親しんだ植物や自然をモチーフにしたデザインは、魅力的なのだと思うし、職人技というにふさわしい技術によって生み出される美しさが感性を刺激するんだろう。

今日は天気もいま一つで、初日ということもあり、それほど混んでいなかったのも幸いして、楽しむことができた。
家具や食器が好きという方にもお勧め。


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