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DNAの展覧会鑑賞記録帳
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鑑賞日 2010年7月4日(日) 
会 場 国立西洋美術館
会 期 2010年6月26日(土)~2010年9月26日(土)
    入場料 一般1500円 大学・高校生1000円 4歳~中学生500円
図 版 2000円

「ナポリを見て死ね」ということわざがある。日本語でいえば「日光を見ずして結構と言うなかれ」という同様の意味なのだろう。非常に風光明媚土地として有名である。そのナポリの街を見下ろす山の上にある美術館がカポディモンテ美術館。日本でこの美術館のコレクションがまとまった形で紹介されるのは初めてだそうだ。

カポディモンテ美術館のコレクションの中核は、16世紀にファルネーゼ家が集めたものだそうだが、このファルネーゼ家と言うのは、イタリア屈指の貴族で教皇、枢機卿、パルマ公などを輩出している。

今回、ルネサンスからバロックにかけての作品80点が出品されている。なかなかの名品が来ている。目玉はポスターにも使用されている、パルミジャニーノの「貴婦人の肖像」チチアーノの「マグダラのマリア」エル・グレコの「燃え木でろうそくを灯す少年」といったところだが、グイド・レーニやバルトロメオ・スケドーニもなかなか良い。

この美術館の名前を私は知らなかったし、バロック期の画家でよく知られているのはカラヴァッジオぐらいじゃないだろうか。そのせいか、テレビで取り上げられたばかりの日曜日だというのに、さほどの混雑でもなく、ゆっくり楽しむことができた。

残念なのは、国立西洋美術館はいかんせん設備が古い。照明の当たり方が今一つで画面が光ってしまう。せっかくの良い作品もちょっと見にくい感じ。独立採算制になっていろいろ努力をしているとは思うのだけれど、設備の更新はお金がかかるし、なかなか難しいのだろうなあ。





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