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DNAの展覧会鑑賞記録帳
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鑑賞日 2009年5月10日(日) 
会 場 新国立美術館
会 期 2009年3月25日(水)~ 6月 1日(月)
入場料 一般1500円、大学生1200円、高校生800円 小中生 無料
図 版 2500円
公式HP http://www.asahi.com/louvre09/index.html

この春はルーブル美術館から2つの企画展がやって来た。ひとつは国立西洋美術館で、もうひとつが、この新国立美術館でのものだ。どちらもとてもいい企画だと思う。
昔はどれだけ有名な作品があるかということが話題になったように思うが、最近は、どれだけ面白い企画かということが話題になるようになってきたように思う。日本人が海外に出かけていく機会が増え、テレビや書籍、インターネットなど様々なメディアから海外の情報を豊富に得ることができるようになったことが大きいと思う。ただ有名であるというだけでは飽き足らない人々が確実に増えているのだろう。
今回のテーマは「美術のなかの子供」。ルーブル美術館の膨大な収蔵品のなかから、「子供」を題にとった作品を、古代から近代にいたる様々な地域のものを一堂に集めている。
子供に対する様々な感情は、時代や地域を越えて共通するものが多い。数千年前の人々も、小さな子供の愛らしい仕草に心を慰め、その命がはかなく散れば、悲しみにくれたのだ。
人間の変わらない心の動きが写しだされた品々は、とても興味深く、心を和ませてくれた。
日曜の午後ということで、混雑を予想していたがゴールデンウイーク直後の日曜だったせいか、さほど混雑もせずゆっくり楽しむ事ができた。
今回、一番嬉しかったのは、シャルダンの「食前の祈り」が出展されていたこと。この作品は作家からルイ15世に献上されたものという。ブルジョアの日常の一こまを描いたこの作品をルイ15世は気に入っていたという。5歳で王位についた王様は案外こんな穏やかで暖かな家庭に憧れていたのだろうか?などとおもってしまう。そのルイ15世の9歳の姿を写した胸像などもあった。
会期はあと半月あまりだが、子供づれでも楽しめる展覧会だと思う。


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