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DNAの展覧会鑑賞記録帳
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鑑賞日 2012年3月11日(日)
会 場 ザ・ミュージアム
会 期 2011年12月23日(金)~ 2012年3月14日(水)
入場料 一般1500円 大・高校生1000円 小中学生700円

17世紀のオランダの画家フェルメール。現存する作品の少なさや、精緻で静謐な画面は熱狂的なファンが多いそうだが、会期最後の日曜日、開場30分前から40人から50人の列ができていたのだから凄い。といいつつ、私もその列に加わっていたのだが・・・。前日娘が見に行って、凄い混雑だったと聞いていたので、眠い目をこすりながら出かけていった。会場15分前にはすでに100人ほどが並んで、美術館側も15分前に開場の措置をとってくれた。姉から運よく招待券をもらっていたので、チケット購入の列に並ばずにすみ、入場するや、まずはフェルメール3点が展示されている部屋へ直行。ゆったりと観賞することができた。その後入口へ戻って他の作品を観賞した。大作ならとにかく、フェルメールは小さな作品なので、開場前に並ぶのが必須と言える。

今回はフェルメール作品3点ともが手紙を題材にしている。当時の手紙事情などの解説もあり、当時の風俗と合わせてなかなか興味深かった。

手紙を書いたり読んだりできると言うことが、現代では当たり前のようになっているけれど、字を読んだり書いたりすることが特殊技能だった時代もあった。宗教改革のなかで、聖書を信者が直接読む事が奨励されるようになり、印刷術が普及して、読み書きが一般の人々に普及していったのが17世紀~18世紀なんだと、改めて確認できた。
読み書きという技能が獲得されて、個人的な心情を文字によって伝達する事が可能になったんですね。18世紀になんで書簡体の小説が流行ったのかなあ・・・と思ったのだが、なるほど、今でいえば、携帯小説みたいなノリだったのかもしれない。それにしても、17世紀にすでに文例集なんかが出版されていて、体のいいお断り文章などは、今とまったく変わらないんだなあ・・・と思ってしまった。

王侯貴族の絢爛豪華な生活を描いた物と違って、豊かな市民の生活や庶民の生活を描いたオランダの絵は、親しみやすいと言えるけれど、正直、地味だなあと思う。

食べ物もそうだけれど、薄味で健康的な食事ばかりだと、ときどきものすごくジャンクで健康に悪そうなものも食べたくなる。人間ってつくづく贅沢なのかもしれない・・・。




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