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DNAの展覧会鑑賞記録帳
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鑑賞日 2012年5月20日(日)
会 場 ザ・ミュージアム
会 期 2012年3月31日(土)~ 2012年6月10日(日)
入場料 一般1500円 大・高校生1000円 小中学生700円

10歳の頃から熱烈なダ・ヴィンチファンなので、絶対はずす訳にはいかない!!と頑張って開場30分前から並びました。入場と同時に「ほつれ髪の女」の前へ。

思った以上に小さな作品ですが、圧倒的な存在感に、目が吸い寄せられてしまいます。
伏せられた目、柔らかな微笑み、無造作に乱れた髪。褐色とハイライトだけの絵なのに、風を感じます。すぐそこに自然な空気に包まれた存在として人物がいると感じるのです。この1枚を見るだけでも、この展覧会に行く価値はあります。

今回の展覧会の面白さは、レオナルドの弟子や追従者の作品が見られる事。様々な画家が描いたモナ・リザの模写は非常に面白かったです。まるでパロディみたいな印象のものもありましたけれど。

企画はとても面白かったけれど、どうも会場の作り方はいまひとつな気がします。狭いスペースしかないので仕方ないのでしょうけれど、作品を掛ける壁が赤というのはいかがなものか。赤い壁を見て白い作品を見ると、緑の補色がどうしても画面に浮かんでしまう・・・。

イベントなら許されると思うけれど、学術的にも意欲的な企画なだけに、もう少し色彩配置に気をつけて欲しいと感じてしまいました。


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