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DNAの展覧会鑑賞記録帳
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鑑賞日 2011年1月9日(日)
会 場 国立西洋美術館  
会 期 2010年10月26日(火)~2011年1月16日(日)
入場料 一般850円、大学生450円 高校生以下無料
図 版 2300円

ドイツルネサンスの代表的画家アルブレヒト・デューラー(1471-1528)の版画、素描作品157点が出品されている。今回出品されている作品のうち105点はオーストラリア、メルボルン国立ヴィクトリア美術館からの出品。これらの作品群はトーマス・D・バーロウ卿が個人的に収集したものだそうだ。他に、国立西洋美術館蔵の49点、ベルリン国立版画素描館から3点の素描が出展されている。
メルボルン国立ヴィクトリア美術館のバーロウ卿コレクションは刷りの質が極めて高い重要なものとして知られているそうだ。デューラーの版画については今までも何度か見てきているが、確かにそれらに比べて作品の刷りの美しさは群を抜いていると思った。版画は大量生産されるものであるけれど、原版から印刷するときの条件や保存状態によって、だいぶ印象が変わってしまうのだろう。精緻で圧倒的な存在感をもった作品群に圧倒されました。
今回国立西洋美術館蔵の代表作「メランコリアⅠ」「書斎の聖ヒエロニムス」「騎士と死と悪魔」が出品されている。これもなかなか質のいい版。圧巻は「マクシミリアン1世の凱旋門」。49枚の紙に刷られた壮大な凱旋門は本当に素晴らしかった。デューラーの版画の代表作がこれだけ一堂に会する機会はめったにないと思われる。会期は残すところあと一週間だが、版画好きの方はぜひ行かれる事をお勧めします。


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