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DNAの展覧会鑑賞記録帳
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鑑賞日 2008年4月24日(木)
会 場 Bunkamura ザ・ミュージアム
会 期 2008年2月2日(土)~2008年5月6日(火)
    入場料 大人1400円 高校大学生1000円 中学生700円
図 版 2500円 


私の美術展デビューは池袋西武百貨店で1972年秋に開催された「ルノワール展」だった。今回の展示にその時に見た数点が含まれていた。とりわけ「田舎のダンス(オルセー美術館蔵)」は「町のダンス」と共に印象深かった作品で、今回36年ぶりに見ることが出来て、とても感慨深かった。
発表当時酷評された「陽光の中の裸婦」は、木漏れ日を纏ったような
女性の肌が、とても魅力的だったし、昨年秋に東京都美術館で開催された「フィラデルフィア美術館展」に出品されていた、「アリーヌ・シャリゴ(ルノワール夫人)の肖像」もまた見ることができた。この若妻を描いた絵は何度見ても良いと思う。今回は画家の父と映画監督の息子の作品を並べることによってその影響関係や共通項を探るという意欲的な企画だったのだが、絵の隣に、映像作品が映し出されるという不思議な体験が出来て面白かった。ルノワールが結婚したのは39歳、次男ジャンが生まれたのは53歳の時である。年をとって出来た子供は可愛いというけれど、ルノワールは三人の息子をとても可愛がったという。子供たちを描いた肖像はどれもとても暖かくてやさしい。画家として大成した父に愛されて育った息子たちは、揃って芸術家の道を進んだわけだが、強制されたものではなく、絵を描くことをこよなく愛した父の姿を見て育ち、自然にそうなっていたんだろうと思う。絵に描かれた通りの幸せな家族だったのだろう。

それにしても、ルノワールは本当に豊満な女性がすきだったのだろうと思う。彼の描く女性の胸に顔を埋めたら、どんなにか幸せな気分になれるだろう・・・。大地の女神のような女性たちは本当に魅力的だと思う。
痩せすぎているといわれる日本の若い女性には、少し彼の絵を見て思い直してもらいたいなあと、いらんことを考えてしまいました。
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