忍者ブログ
DNAの展覧会鑑賞記録帳
[38]  [37]  [36]  [35]  [34]  [33]  [32]  [31]  [30]  [29]  [28
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

鑑賞日 2008年6月15日(日) 
会 場 東京都美術館
会 期 2008年4月25日(木)~2008年7月6日(日)
    入場料 一般1400円 学生1200円 高校生650円 65歳以上700円
図 版 2200円

1858年(安政5年)日仏修好通商条約が締結された。それから150年を記念して開かれた展覧会。19世紀に入り、近代化が進み、数度の万国博覧会を経て、パリは国際芸術都市として不動の地位を築く。1830年から1930年にいたる100年に焦点を当て、パリとはどんな都市だったのかを、絵画、彫刻、素描、版画、写真などから描こうとする、意欲的な展覧会。

とても意欲的な展覧会企画だと思うのだが、誰でも知っているような有名な目玉作品がないせいか、開館9時のところ、9時半に会場に入ったが、さほど混んでもおらず、ゆっくりと見ることができた。今回、非常に興味深かったのは、パリといえばエッフェル塔というくらい有名な、あの優美な鉄の塔がどのように作られたかを記録した写真と、19世紀から20世紀初頭の文学界の巨星たちの写真。そして、芸術界の人物相関図!ショパンの恋人として有名なジョルジュ・サンドは、美貌の女優とも恋愛関係にあったとか、ユトリロの母親でロートレックやルノワールのモデルを勤め、自らも画家となったシュザンヌ・ヴァランドンがエリック・サティの恋人だったとか、妙になまなましく感じてしまうような、展示パネルが面白い。アレクサンドル・デュマ、ボードレール、エミール・ゾラ、ジョルジュ・サンドなど、肖像画を見たことはあっても、写真はあまり見ることがなかったので、非常に新鮮だった。
 超有名作品はないけれど、巨匠たちの佳作や、興味深い作品がテーマに沿って集められていて楽しめる展覧会だと思う。
ギュスターヴ・モローの作品が6点きている。「デリラ」がとても印象深かった。
都美術館のあと広島と京都を巡回する予定。

 
PR
この記事にコメントする
name
title
font color
mali
url
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
プロフィール
HN:
DNA
性別:
非公開
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]