忍者ブログ
DNAの展覧会鑑賞記録帳
[16]  [15]  [14]  [13]  [12]  [11]  [10]  [9]  [8]  [7]  [6
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

鑑賞日 2007年8月8日(水)
会 場 ホテルオークラ東京 アスコットホール
会 期 2007年8月1日(水)~8月24日(金)
入場料 1200円 
図 版 300円 (チャリティ・ブックレット)

併催美術展 
大倉集古館「大倉コレクションアジアへの憧憬(8月1日~9月30日)」
泉屋博古館分館「花鳥礼賛~日本・中国のかたちと心~(8月4日~9月24日)」

今年13回目を迎えるホテルオークラ東京のチャリティイベントです。企業や団体が所蔵する西洋絵画、日本画、洋画の秀品103点を集めた展覧会。会社の同僚のMさんから招待券を譲っていただいたので、都内に住む姉を誘って鑑賞しに行きました。
 入口を入ると、西洋絵画の部から展示が開始。19世紀から20世紀半ばまでの巨匠達の作品が並びます。さすがに代表作といわれるような作品はありませんが、小品ながらいかにもその画家らしい作品が続きます。西洋絵画の部で気に入ったのは、ルノワールの「タンホイザー」、ルドンの「黒い花瓶の花」、シャガールの「緑の太陽」、そして、マルグリットの「世紀の伝説」。日本画の部では鏑木清方の雨月物語「蛇性の婬」が圧巻でした。細密な描写にゾクゾクするような色香があふれていて、日本画のエロスを感じてしまいました。東山魁夷の「晴れゆく朝霧」も非常に美しかったです。一緒に行った小4の姪は上村淳之の「憩」が非常に気に入ったようでした。洋画の部では私の愛する熊谷守一の「猫」と「百日草」があり、嬉しかったです。平日の午後の為か、あまり込み合ってもおらず、ゆっくりと鑑賞できました。それにしても、企業や団体って美術作品を持っているんですねえ。
秘蔵してないで、どんどん、見せてくれると嬉しいなあ・・・。
 いただいた招待券で併催美術展も鑑賞できるということで、いってみました。大倉集古館は中国風の建物で、入口を入ると、なんとなく、抹香臭い匂いが・・・。仏像やら鏡やら古い中国の書籍やらがあって、ちょっと独特の雰囲気。昔歴史の教科書で見たことのあった「清明上河図」の本物がありました。仏像も中国とタイとインドでは、全然雰囲気が違うのですよね。インドの仏像はナイスバディです。
 地下鉄六本木一丁目の駅からエスカレーターを上り詰めたところにある泉屋博古館分館は、旧財閥・住友家の旧蔵品を蒐蔵、展示する京都の泉屋博古館の分館です。スウェーデン大使館のすぐ目の前というオタク心がちょっと疼いてしまうロケーションです。
「花鳥礼賛」というテーマだけに、美しい花鳥画ばかりが小ぶりの展示室2室に集められていました。ポスターにもなっていた若冲の「海棠目白図」、良かったです。おしくら饅頭状態の目白が可愛い~と姪も大喜び。精緻な描写は流石に若冲でした。江戸のモダンを感じますね。それから、伊年印の四季草花図屏風も良かったです。厳しい印象の漢画より柔らかい大和絵風の方が自分好みなんだと再認識してしまいました。
 ホテルオークラでお茶をしようかと提案しましたが、しまり屋の姉に却下され、地下鉄駅近くのPAULでお茶をしました。専業主婦はやっぱりしっかりしておりますわ。
 

 
PR
この記事にコメントする
name
title
font color
mali
url
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
プロフィール
HN:
DNA
性別:
非公開
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]